フランス、ボルドーのメドック格付け第1級に君臨する、“シャトー・ムートン・ロスチャイルド。
フランス・ボルドー以外には、
カリフォルニアワイン の “オーパス・ワン”
チリワイン の “アルマヴィーヴァ” など。
フランスのみならず、ニューワールドでも次々と銘酒を世に送りだしております。
そのバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が、本拠地ボルドーで手掛けるカジュアルワインが、このムートン・カデです。
1930年にメドック格付け第一級シャトー・ムートン・ロスチャイルドのブドウが不作となり、リリースできなかった年に生まれたという誕生秘話を持つ、由緒正しき ムートン直系のブランドワインです。
本日、ご紹介するのは、
“ムートン・カデ・レゼルヴ・グラーヴ 2016”
ボルドー随一の白ワインの銘醸地、グラーヴ産のブドウを使用した上級シリーズ。
グラーヴはガロンヌ川の東側に位置する、南北に65kmの長さを誇る地域。
「グラーヴ=小石」という名の通り、小石を多く含んだ、水はけがよい砂利質の土壌が、ワインに引き締まったボディと十分なミネラル感を与えます。また、穏やかなミクロ・クリマのおかげでブドウはゆっくりと熟し、甘さと酸味のバランスが良い味わいに仕上がるため、古くからボルドー随一の白ワインの銘醸地として知られています。
グリーンがかった輝きのある淡いイエロー。爽やかなグレープフルーツなどの柑橘系果実や熟したアプリコット、トロピカルフルーツなどの芳醇なアロマに火打石のニュアンス。
口に含むと、フレッシュで洗練されたアタックの後に活き活きとした酸味とふくよかな果実味が広がり、しっかりとしたミネラル感が余韻まで長く続きます。
グラーヴのワインの特徴である、力強さや濃厚さをしっかりと味わえる秀逸なボルドーブラン。
ぜひご賞味下さい!
生産者 バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド
BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD
品種 セミヨン50%、ソーヴィニヨン・ブラン40%、ミュスカデル10%